英検準2級合格

(2002年・冬)

     

2002年の冬、ヒッポを休会中だったごーしゅーは、

ヒッポに入ってどのくらい英語ができるようになったかを試す為、

「実用英語検定(英検)」を受けてみようと、

中学3年生の時に不合格だった3級と、

もう一つ上のレベルである準2級の試験に申し込んだ。

ごーしゅーは試験に向けた英語の勉強を一切せず、ヒッポのCDを聞いていただけ。

そんな状況でごーしゅーは試験当日を迎えた。

    

試験当日。

会場に行くと、会場には学校の制服を着た中高校生ばかり。(ごーしゅーは当時24歳)
肩身を狭くしながら、受験開始を待つごーしゅー。
英検は1次試験が筆記試験、2次が面接試験となっており、
この日は1次試験。

ごーしゅーはまったくの無勉強で、試験に臨んだ。

    

さすがに3級は中学卒業程度、準2級は高校1年程度のレベルだということもあり、

3級は余裕で回答を済まし、準2級もまずまずといった感じだったが、

その中でごーしゅーは、自分のヒッポでの成長に気付かされる瞬間があった。

   

それは、文章の穴埋め問題。

文章の中に( )があり、そこに“at”や“in”、“on”などを埋めていく問題があったのだが、

ごーしゅーはそれを全く悩むことなく、何も考えずに埋めることが出来たのだ。

勉強してた頃ならば、一つ一つ、前に置かれた動詞に対応するもの思い出して、

選択肢の中から選んでいたのだが、

ヒッポに入って、全体をとらえ、そこから部分に切れ込んでいくということをやっていきせいか、

なんとなく、「ここに入るのはこれしかないだろう!!」と、

わかるようになっていたのだ。

    

『ヒッポのやり方で自然に文法も身についている』

1次試験でごーしゅーはそれを感じることが出来た。

     

     

数週間後、1次試験の合格通知が届き、ごーしゅーは2次試験へ。

そこでごーしゅーは、筆記試験が簡単すぎた3級の2次試験をキャンセル。

2次試験は準2級に絞って面接を受けることにした。

   

2次試験の会場。今回も周りには、制服を着た中高生。

中高生達は面接が行われる教室の前で

試験対策と思われるプリントやノートなどを持ち、

緊張した面持ちで、面接の順番を待っている。

一方のごーしゅーは、緊張などどこ吹く風。

むしろワクワクしながら、面接を今か今かと待っていた。

ここにもう一つのヒッポ効果がある。

    

学生の頃なら、面接で英語を人に向かって話すとなったら、

ごーしゅーも同じように緊張をしていただろう。

しかし、ヒッポで人に向かって、聞こえたままに多言語をぶつけていたおかげで、

人に向かって言葉を発するのが、楽しくてたまらなくなっていたのだ。

    

ごーしゅーの順番が回ってきたので、ごーしゅーは面接会場に入る。

面接官はまずごーしゅーに自己紹介を要求し、それからいくつかの質問を投げかけてきた。

ごーしゅーは面接官からの質問ににこやかに答える。

そして質問が終わったあと、今度は面接官が口頭で、英語の問題を出題。

正直、全てがわかる問題ではなかったが、

わからない問題があっても、ごーしゅーは臆することなく、

解答例に挙げられているようなスマートな答えではないが、

会話を絶やさずに、遠回り遠回りをしながら、なんとか理にかなった答えを返していた。

とにかくごーしゅーが面接中にやっていたことはただ一つ。

    

『人に向かって言葉を話す』

    

それが面接官にも通じたのか、ごーしゅーは見事、英検準2級を獲得することができた。

    

    

英検の準2級というのは先程も書いたように、あくまで“高校1年程度”。

例えヒッポをやっていなくとも、普通の高等教育を受けていれば合格していたレベルかもしれない。

しかしヒッポに入ったから違うと思えることは、

その合格までの過程が、本当に「楽」であったということだ。

その「楽」には、「簡単」という意味もあるし、「楽しい」という意味もある。

   

ごーしゅーはヒッポに入って、

『言葉に対する向かい方』というものが180度変わった

    

それを実感したのが、2002年冬の英検受験でした。

    

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